高年者部会

お知らせ


令和6年度 市民公開講座~自分の望む場所で幸せに暮らし続ける為に今、考えておきたいこと~

を開催しました。


 高齢者に関する課題に取り組む高年者部会では「自分の望む場所で暮らし続けるために今、考えたいこと」をテーマに地域を巡回して市民公開講座を毎年開催しています。

 今年度は11月16日、北稜中学校(上宝町)を会場に講座を行い、100名を超える方に来場いただきました。

 講演では、飛騨市民病院の黒木嘉人院長が「人生会議」をしてみませんか?~私らしく生き抜くために~と題して、ご講演いただきました。「人生会議」の具体的な進め方や様々な事例も交えて、わかりやすく学びました。

 

 

・なぜ「人生会議」が必要なのか?

 命の危機が迫った状態になると約4分の3の方が、これからの治療やケアなどについて自分で決めたり、人に伝えたりすることができなくなるといわれている。

「ピンピンコロリ」とはいうものの、その心構えができていますか?治療やケアに関する考えを、あなたの大切な人と話し合っておくと、もしもの時に、考えに沿った治療やケアを受けられる可能性が高い。

・もしもの時の考えや気持ちは、絶えず変化していく。何度考え直してもいいもの。

 

 

 講演後は上宝地域で関わっている医療・介護・福祉の事業所担当者から施設や事業の紹介がありました。

どのようなサービスがあるのか、どこに相談するとよいのか・・・などを地域のみなさんに知ってもらうことができ、これからも住み慣れた場所で安心して生活を送れることを感じていただけたと思います。

 

市民公開講座の開催にあたり、黒木嘉人先生をはじめ、地域の介護・福祉・医療に携わる事業所の方々と連携し、顔の見える関係を作りながら実施することができました。ありがとうございました。

高年者部会では、今後も地域の様々な方と連携しながら安心して暮らし続けられる地域づくりを目指します。

 

※人生会議↔ACP(アドバンス・ケア・プランニング)のこと・・・もしものときのために、自らが望む医療や介護について前もって考え、話し合い、共有すること。

 

黒木嘉人先生の講演
黒木嘉人先生の講演
福祉用具の展示
福祉用具の展示
医療・介護・福祉サービス紹介
医療・介護・福祉サービス紹介

【参加者アンケートより】

・心身とも元気なうちに「人生会議」をしておきたいと思います。

・自分の人生の最期についてあまり考えることがなかったが、本日の講演を聞かせていただき、

自分の人生について考える良い機会となった。

・地域の福祉サービスの所在が分かり助かりました。

 


市民公開講座~自分の望む場所で幸せに暮らし続ける為に今、考えておきたいこと~

を開催しました。


 高年者部会では、部会のテーマである「自分の望む場所で暮らし続けるために今、考えたいこと」を地域で考え取り組んでいけるよう、毎年巡回で市民公開講座を開催しています。

 今年は10月16日(日)に清見中学校において、住み慣れた地域で暮らすためにACP(※)を共有する機会として、地域の介護・福祉・医療に携わる事業所と連携して開催し、当日は地域住民をはじめ107名の方が来場されました。

 今回は、清見診療所の阪哲彰ばんてつあき先生を講師にお招きし、「長寿社会を明るく生きるための心・技・体」と題してご講演いただきました。

講演の要旨は次のとおりです。

 

・超高齢社会を迎え、健康に自宅や住み慣れた地域で生活するためには「人生ラスト10年問題」にどう対策するかが大切。

・その解決のためには、体(身体的機能)技(社会的機能)心(精神的機能)の3つを老化させず機能を維持することが重要。

・周囲に自分のことをよく知ってもらうことは自分らしく生きるためでもあり、終活やエンディングノート(終活ノート)、自分の生活を支える信頼あるサポートする人とのつながりが大切。

 

 講演後には、清見町及び周辺の介護・福祉・医療の事業所10団体から、それぞれの施設の特色や利用サービスについての紹介がありました。自分の住む地域にある施設について事前に知っておくことは、将来に備える安心材料の一つになったと思います。

 高年者部会では、自分らしい生き方ができる地域づくりを目指し、今後も関係機関と連携していきます。 

 

※ACP(アドバンス・ケア・プランニングの略:もしものときのために、自らが望む医療や介護について前もって考え、話し合い、共有すること)

【参加者アンケートより】

・今まで10年後についてあまり考えなかったが、改めて考える必要があると思った。

・いろいろな施設説明があり役に立った。

・年をとっても運動や社会に関わっていくことが大切だということが分かった。

・これからも、人との関わりや社会との関わりを楽しもうと思う。